Gray hair

白髪染めをやめる移行期はハイライトで乗り切った

2021-07-22

グレー ハイライト

白髪染めをやめたいと思ったとき、まず最初に困るのがすでに染めてしまった髪をどう扱うかです。

リタッチもせずにそのままにしておくと、頭頂部は白髪が多く、途中からは白髪染めが残った暗い色…冬の富士山のような頭になってしまいます。

どうすればこの困った状態をうまく乗り越えられるのでしょうか。

白髪染めしてしまった髪は明るくできない

一度白髪染めで暗くしてしまった髪は、それ以上明るい色にすることはできません。

どうしても明るくしたい場合は、ブリーチをしてむりやり色を抜くしかありません。

ブリーチをすれば、白髪染めで暗く染まってしまったところも、地毛の黒い部分もみんなまとめて明るくなります。この上からカラートリートメントを使用すれば、金髪ではない明るい髪色にすることができます。

でもかなりのハイダメージなのは言うまでもありません。

そこで一つの候補になってくるのがハイライトです。

ハイライトで白髪染めの色を落とす

ハイライトとは、細い筋状に髪を明るくすることで髪に立体感を出す技術で、一昔前にメッシュと呼ばれていたものとほぼ同じです。

白髪染めをした髪にハイライトを入れるにも、結局ブリーチは使用します。

でもブリーチする部分が髪全体ではなく部分的なので、ダメージの範囲を抑えることはできます。

ハイライトを使うことで、全部の髪をブリーチをすることなく、白髪染めで暗くなってしまった部分を明るくしていきます。

白髪染めした部分の色がべたっと黒いから、髪が伸びてきたときに根元の白髪との境界線が目立ちます。

ハイライトがあると白髪染めした部分にも明るい髪が混じるので、伸びてきた白髪が目立ちにくくなります。

 

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そしてこのあと、新しく伸びてくる髪は白髪交じり、つまり天然のハイライト状態です。

なので白髪染めした暗い色が減ってくれば、このハイライト(=ブリーチ)も必要なくなります。

あとは髪が伸びるのを待って、白髪染め部分を全部切り落とすところまでくれば、富士山ヘアからは卒業です。

自分でハイライトを入れてみた

自分自身が白髪染めを卒業したくていろいろ調べている中で、ハイライトという選択肢があることを知りました。

でもハイライトは美容院でお願いすると、結構な時間とお金がかかります。それくらい緻密で繊細な施術です。

そんな手間ひまをかけてもらっても、2~3週間たって髪が伸びてくればまた根元は白髪交じりになり、きれいなバランスは崩れてしまう…。

そのたった2週間のきれいな状態のために、それだけのコストをかけたくない…。

そう思ってしまい、思い切ってハイライトも自分でチャレンジしてみることにしました。

使用したのは穴の開いたシリコンキャップとブリーチ剤

このキャップをかぶって、穴から髪を細い束状にひっぱりだし、その部分にだけブリーチ剤を塗ります。シリコンキャップをかぶっているので、他の髪や地肌にブリーチ剤がつくことはありません。

ブリーチ完了した時点で、白髪染めの染料は落ちていますが地毛の色も落ちているので、ハイライト部分は金髪で目立ってしまいます。

そこでグレーのカラートリートメントを使って色を入れます。すると金髪にグレーが混ざってグレージュのような落ち着いた色になります。

注意!
ブリーチのあと、すぐに別の色を入れる場合は、必ずカラートリートメントを使ってください。カラー剤など(=パッチテストが必要なもの)を使うと、髪や頭皮への負担が大きすぎるので続けて使用しないでください。

こうしてハイライトで白髪染めを部分的に落とすことで、白髪染めをした部分と新しく伸びてきた部分の境界線をぼかすことがきます。

あとは髪が伸びるのを待つことで、白髪染めから卒業することができました。

上記の説明では分かりにくいので、セルフハイライトの手順についてはこちらの記事にまとめました。

→白髪染めを落としたい!セルフでハイライトを入れてみた(準備中)

 

ブリーチはダメージが心配…その対策は?

自分でハイライトを入れようと考えたとき、ブリーチを使うのが初めてだったので、髪や頭皮にどんな影響がでるかがとても心配でした。

そこでまずは髪の一部だけで試すことにしました。

普段、髪の分け目を7対3くらいのところにしているので、その状態でシリコンキャップをかぶり、分け目の周辺の表面だけ髪をすくい、そこだけをブリーチしてみました。

もし髪がひどく傷んでしまったり思ったような色にならなくても、分け目を逆にすればその部分は隠せると思ったからです。

結果的にうまくできたので、後日、他の部分にもブリーチ+カラートリートメントを使ってハイライトを入れ、白髪染めの暗い色をほぼ落とすことができました。

とはいえブリーチはしなくてすむなら避けたいもの。

そこで白髪染めの状態からハイライトをせずに、ヘアカラーへ移行した場合にどうなるかを試してみました。

→ハイライトなしで白髪染めを卒業できるか試してみた(準備中)

「ハイライトは面倒」「できればブリーチ剤は使いたくない」という人はこちらも参考にしてみてください。

ハイライトを入れた後はどうする?

さて、話を戻して…

白髪染めをやめるためにハイライトを入れましたが、それも2~3回だけで、その後は必要なくなりました。

その理由は

  • 白髪染めを使うのをやめれば、ブリーチをする必要もなくなるから。
  • 新しく伸びてきた髪は白髪と黒髪が混じっている。ハイライトを入れた部分も色が混じっている。その状態で新しくバランスのいいハイライトを入れるのは難しい。

という2つです。それでは

白髪染めをやめた

→ハイライトを数回した

白髪染めした部分がほとんどなくなった

という手順を踏んだ髪は、この後どうするのか?

もし黒髪と白髪のバランスが良ければ、髪を染めなくても天然ハイライトのヘアスタイルが続きます。

イメージでいうと近藤サトさんのような感じでしょうか。

でも残念ながら、白髪と黒髪がそんなきれいな色とバランスになっている人ばかりではありません。

私自身も白髪と黒髪がそれぞれに際立って、ただ白髪を放置しただけの髪になってしまいました。

グレイヘアが汚いとか否定的な意見があるのは、きっとこういう状態のことを指しているのでしょう。

そこで、白髪染め用でないヘアカラー剤を使って髪を染めることにしました。

そうすると黒髪は少し脱色されて明るくなり、白髪には色が入ります。黒髪と白髪の色がそれぞれ近づいて、全体のトーンが均一になりました。

私自身は今もこの方法で白髪を染めていて、白髪染めをしていた時よりも快適に過ごせています。

→市販のヘアカラーで白髪を染める4つのメリット

まとめ

  • 白髪染めの薬剤で染めてしまった暗い色は、ブリーチしないと落とせない
  • ダメージを減らすために、髪全体でなくハイライトとして部分的にブリーチする
  • ハイライトを入れることで、新しく伸びてきた根元の白髪も目立ちにくくなる
  • ハイライトは繊細な技術なので美容院でお願いすると安心だが、時間と費用がかかる
  • シリコンキャップなどの道具を使えば、自分でハイライトを入れることも可能
  • ハイライトは白髪を染め続けるためではなく、白髪染めをやめる際の移行期に有効

白髪染めをやめるまでの経緯をこちらにまとめました。→白髪染め、やめました

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