ここ3年近く、白髪染めを卒業して市販のヘアカラーで髪を染めています。
白髪を無理やり黒髪に合わせるのをやめて、黒髪と白髪の中間の色に染めている感じです。
ここではヘアカラーで染めてみて感じているメリットや、実際に使っているヘアカラー剤を紹介します。
ヘアカラーで白髪を染めるメリット4つ
白髪染めでなくヘアカラーを使って白髪を染めると、次のようなメリットがあります。
地毛が脱色されて明るくなる
白髪染めの場合、白髪を暗く染めて地毛の色に近づけます。なので、髪全体の色は暗めの色になります。
ヘアカラーの場合は、いったん脱色されてから色が入るので、地毛の色は元より明るくなります。
少し脱色された地毛と白髪の両方に色が入るので、全体がちょうど中間くらいの明るさになり、地毛と白髪がうまくなじんでくれます。
もちろん市販の白髪染めでも明るめに染めるものはあります。
それでも地毛はあまり脱色されず、白髪は明るめに染まるので、結果として地毛と白髪の差はそのまま残ってしまい中途半端、というのが実際に使用した際の印象でした。
元の髪が明るい人や、白髪がまだ少ない人には良いかもしれません。
- 地毛の部分が明るくなるけど、ブリーチよりはダメージ少なめ
- 白髪部分と明るくなった地毛部分の両方に色が入り、白髪と地毛がなじむ
色落ちするペースと白髪が伸びてくるペースが合う
せっかく地毛と白髪の色の差がなくなっても、今度は新しく伸びてきた根元の白髪が目立ってきます。
白髪の本数が少ないうちはそれほど気になりませんが、白髪が増えてくると染めたところと伸びたところの色の差がはっきりできてしまいます。
ヘアカラーで染めた髪は、髪を洗うたびに少しずつ色落ちしてきます。
普通だと色落ちはデメリットなのですが、新しく伸びてきた髪に白い部分が多い場合は、伸びてきたところと染めたところの差が目立たなくなるので、むしろ都合がいいです。
髪全体のトーンは染めた直後より明るくなってきますが、定期的に会う人以外には気づかれません。
ただ、やはり時間がたつと髪全体が色あせた感じにはなってくるので、カラートリートメントでケアをして、根元の白髪が目立ってきた頃にまた次のヘアカラーをすることできれいな状態を少し長持ちさせることができます。
- 染めた部分の色が明るいので、伸びてきた根元の白髪が目立ちにくい
ヘアカラーをする頻度が減らすことができる
伸びてきた白髪が目立ってくると、次の白髪染めをしないといけません。
白髪の量が増えれば増えるほど、すぐに白髪が目立つようになり、白髪染めの頻度は上がっていきます。
ヘアカラーで白髪を染めると、伸びてきた根元の白髪が目立ちにくくなるので、髪を染める頻度が減ります。
白髪染めをしていた頃は2~3週間に一度染めていましたが、ヘアカラーで染めるようになってからは6週間くらいまでは染めずに過ごせるようになりました。
染める頻度が半分以下になり、負担やダメージも半分になりました。
本当はもっと染める間隔を開けたいのですが8週間だとさすがにあまりきれいではないので、人に会う予定がある場合は6週間くらい、少々色あせていてもメンテナンスでごまかせる場合には8週間くらいまで染めずに過ごすこともあります。
「さすがにこの髪で出かけるのはな…」という予定が急にできたとしても、美容院の予約を気にせず、都合のいいタイミングで染め直せるのもセルフカラーのメリットです。
- 白髪染めよりも染める頻度を減らせる
- 美容院の予約をしなくても好きなタイミングで染められる
髪が軽くなる
これはかなり主観的な感想になりますが、ヘアカラーで染めるようになってからは白髪染めの染料がまとわりついたようなゴワゴワした髪の感触がなくなり、髪がさらっと軽くなったように感じます。
白髪染めの染料とヘアカラーの染料で、本当にそこまで違いがあるのかは分かりませんが、少なくとも私は髪が軽くツルっとしたように感じられ、快適になりました。
これは使っているシャンプーやトリートメントの影響もあると思うので、おすすめのシャンプー&コンディショナーも近いうちに別記事で紹介する予定です。
- 白髪染め特有の、髪のゴワゴワ感がなくなる
実際に使用しているヘアカラー剤はコレ
私がいつも使用しているヘアカラーはビューティーンメイクアップカラーという製品です。
メイクアップカラーは発色がよく、パッケージの色見本どおりに染まります。
色持ちもよく、色落ちの途中で変色したりもしないので、他の物を試すこともありますが結局これに戻ってきます。
カラーバリエーションは12色ありますが、グレーカラーにしたいので「グレーアッシュ」「メタリックアッシュ」「スモーキーブルージュ」あたりをいつも使用しています。
最近、新色の「ブルーシルバー」も追加されました。
実際に白髪を染めてみた時の色の変化は、こちらの記事をご参照ください。
もちろん染まり具合は人によって異なりますが、少しでも参考になるといいなと思っています。
仕上がりの色のイメージといえば、パッケージの見本が参考になります。
元の髪の明るさごとに、どんな色に仕上がるかのイメージをのせてくれています。
白髪交じりの髪の場合、白髪部分は一番明るい色の仕上がりになるし、地毛の黒い部分は暗い色見本の仕上がりになります。
染める人それぞれの白髪の量やバランスによって、全体がどんな感じになるかをイメージすることができます。
市販の白髪染めの場合は、すべての髪を同じ色に染めることを前提としているので、このような色見本はありません。(でも実際は白髪と地毛の部分が同じ色にならないこともあります。)
ビューティーンの公式サイトでは、全色の仕上がりイメージを見ることができて色選びの参考になります。こちらもぜひご参照ください。
ヘアカラーのデメリット
次にヘアカラーで白髪を染める場合のデメリットも見ていきます。
白髪染めと同じようにダメージはある
頻繁な白髪染めのダメージを心配して、私はヘアカラーで染めるようになりました。
でも別に、ヘアカラーが白髪染めよりダメージが少ないというわけではありません。
美容師さんと話したりネットで調べた感じだと、どっちもどっちなのではないかと思っています。
ただ、市販の白髪染めやヘアカラーよりも、美容院での白髪染めやヘアカラーの方がダメージは抑えられるというのは多くの美容師さんから聞く話です。
それでも私がセルフでヘアカラーをしているのは
「ダメージ少なめで2週間ごとに染める」よりも
「ダメージはあっても、染める頻度自体が半分以下になる」方が
ダメージだけでなくすべての負担やストレスが少ないのではないかと思っているからです。
カラーのたび、髪の根元に薬剤をくり返し塗りつけないといけないのは、美容院でもセルフカラーでも、白髪染めでもヘアカラーでも変わらないからです。
そう考えると美容院で白髪染めでないヘアカラーをお願いして、通う頻度を半分以下にするというのが一番いい方法かもしれませんが、私はそれを引き受けてくれる美容院を見つけられなかったので、ずっと自分で染めています。
美容院でなくセルフカラーで白髪を染めるようになった理由は→こちら
色落ちが早い
ヘアカラーで染めた髪は、白髪染めで染めた髪よりも明らかに色落ちが早いです。
これが白髪染めでなくヘアカラーを使用した時の一番の問題点だと思います。
上でも書いたように、色落ちの早さがメリットになる部分もあるのですが、一度染めた色はできるだけ長持ちしてほしいのも事実です。
このデメリットをカバーするために、私はカラートリートメントで時々色を入れなおしています。
色落ちが気になってきた3週間目くらいから、週に1~2回カラートリートメントで髪に色を足してあげます。そうすることで、ヘアカラー後1か月たっても染め直す必要のない状態をキープすることができます。
染める頻度が減ってもカラートリートメントの手間はあるので面倒なのでは?と思われるかもしれませんが、カラートリートメントだとヘアカラーや白髪染めのようなダメージはありませんし、お風呂のついでに使えるのでとても手軽です。
私は「グレー」「ブルー」「パープル」の3色を持っていますが、まずはグレー1本からお試しで大丈夫です。
カラートリートメントについての詳細記事は後日作成予定→こちらです。
美容院でしてもらったヘアカラーが落ちてしまったときにも、自分で手軽に色を入れ直せるので、色落ちが気になっている人は一度お試しください。
まとめ
白髪染めでなくヘアカラーで白髪を染める場合、
- メリットは、白髪をなじませることができるので、結果として染める頻度を減らすことができる
- デメリットは、色落ちが早いので時々カラートリートメントをする必要がある
その人の白髪の量や髪質でも、色の落ち方は変わってきます。できるだけ染めた色をキープできる、自分のベストな方法を見つけてみてください。