今まで10年近く白髪染めをしてきました。
どんどん染める周期は短くなってくるし、髪にも頭皮にも悪影響な気しかしない。これいつまで続けるんだろうと本当に嫌気がさしていました。
そして嫌で嫌で仕方なかった白髪染めをやめました。ここではそんな白髪染めをやめた理由を書いていきます。
→やめた理由よりもやめた方法を先に知りたい方はこちら、「白髪染め、やめました」をご覧ください。
白髪染め歴10年、すでにウンザリ
20代の頃からパラパラと白髪があり、よくないと知りながらもぷちぷちと抜いていました。30代に突入して1人目を出産したタイミングで一気に白髪が増え、しかたなく白髪染めを始めました。
美容院でお願いすることもあれば、市販の白髪染めでセルフカラーすることもありました。ヘナとかマニキュア、トリートメントを試したこともありました。
そんなこんなで10年。気づかないうちに白髪は増え続け、伸びてきた根元がすぐに目立ってくるようになりました。
白髪染めがイヤだった理由
白髪染めがイヤだった理由は主に3つありました。
白髪染めをしている人ならどれも感じたことのある不満ではないでしょうか。
伸びてきたところがすぐに目立ってくる
髪の毛は1か月で1cmくらい伸びるといわれています。
ということは2週間で約5mmです。
根元のたった5mmがなぜそんなに気になるのでしょう?
原因は髪の分け目。
髪をオールバックにでもしない限り、頭頂部のどこかに分け目ができます。
2週間で5mm伸びてきた白髪は、分け目の両サイドで5mm+5mm=1cmになってしまいます。
せっかく白髪を染めても2週間後には約1cmの白いすきま(線?)が頭頂部にでてくるんです(;;)
もうこれがイヤでイヤで本当にストレスフルでした。
でも2週間で染め直すと手間もダメージも大きすぎる。
でも1か月もすれば頭頂部の白い線は幅2cmになってしまう。そんなに我慢できない…。
そんなわけで白髪染めをしていた最後の頃は、2~3週間で次のリタッチをしていました。
- 白髪染めをしても2週間以内しかきれいな状態をキープできない
頻繁に染めるのでダメージが気になる
これだけ頻繁に白髪染めをくり返していると、もちろん髪や頭皮へのダメージが気になってきます。
新しく伸びてきた部分を染め直すので、頭皮に近いところに何度も何度も定期的に薬剤が塗り付けられるわけです。
そのうちに分け目の地肌が茶色くなってきました。そしてその部分の髪がうすくなってきているようにも感じました。
「こんなのいつまで続けるんだろう…」本当にやるせない気持ちになりました。
髪の色がどうだとか言う前に、頭のてっぺんからハゲてくるんじゃないの?
30歳から白髪染めをしていた私は、40歳になる前にそんな不安におそわれるようになりました。
- 髪や頭皮の将来に悲観的なイメージしか湧かず、やるせない気持ちになる。それが鏡を見るたびほぼ毎回、何年も続く。
白髪のためにかける時間とお金がもったいない
頻繁な白髪染めで気になるのはダメージだけではありません。
白髪染めにかかる時間とお金です。
2週間ごとに染める場合、1年間は52週なので、年間で26回染めることになります。
3週間ごとであれば年間17回です。
もし美容院で染めてもらうとして、1回2時間7000円だと仮定します。
すると2週間ごとに染めた場合、
2時間×26回=52時間
7000円×26回=18万2000円
3週間だとすると
2時間×17回=34時間
7000円×17回=11万9000円
これだけのお金と時間がかかっています。ここにカットなどの分は含まれていません。
金額だけ見ると、家族でちょっとした旅行に行けそうです。
これを白髪のためにかけているわけです。
もし自分の好きなことのためにかける時間やお金なら、まったく問題ないんだと思います。
自分のこだわりのヘアスタイルのために手間とお金をかけて実現したい!とか
好きなファッションのために時間とお金をかけて洋服やバッグを買いたい!とか
そういうことなら別に負担に感じないでしょう。
でも残念ながら白髪のためなんです。
歳とともに出てきたやっかいモノを隠すため、まわりの人に身だしなみがだらしないと思われないため「本当はやりたくないけど我慢して使う時間とお金」です。
- 好きでもないことに時間とお金を持っていかれる
本気で白髪染めをやめることを決意したきっかけ
私は30代ですでに白髪染めをしていましたが、その頃は子供がまだ小さくて保育園に預けて働いていました。
家事に育児に仕事と、人生で一番忙しい時期かもしれません。
なのに上記のような時間を白髪のために確保しなければいけません。
しかも美容院に行くには予約が必要です。小さい子供がいると、決められた時間通りに美容院に行くのにも一苦労でストレスになります。
美容院が好きな人なら息抜きになるかもしれませんが、私はそもそも美容院が好きではありません。
好きでなくても仕事なら仕方ないので我慢します。でも何の得にもならない白髪のためなんです。
一度、どうしても都合がつかずに未就学児2人を留守番させて美容院に行ったことがありました。髪のために子供を置いていくのも本当は嫌でした。
その時の美容師さんはおそらく30代独身であろう男性でした。
子供を留守番させて心配だという話をしても何も反応はありませんでした。
それ以前には、白髪染めをやめたいという相談をしていました。
その時、返ってきた言葉は
「白髪染めしたところが切れる長さになるまで髪を伸ばさないとダメですね」
「白髪染めを使わないで染めるので2~3週間に一度来てください」
「定期的に来てくれるなら少し安くしてあげますよ」
といった内容でした。
その美容師さんからすれば、よその子供のことなんてどうでもいいですよね。
ただ、高頻度に通ってお金を払ってくれればよくて、その時間を作るためにお客さんがどれくらい苦労しているかなんて知ったこっちゃないですよね。
でもその美容師さんの態度のおかげで、私は我に返ることができました。
「私、何のためにこんなことしてるんだろう」
「白髪なんてどうでもいい。この時間とお金を子供たちのために使いたい。」
これをきっかけに白髪染めに振り回される日々から脱出する方法を本気で考えるようになりました。
- 本当は白髪染めが嫌で仕方ないのに、無理して聞き分けのいい客のフリをしようとしている自分に気がついた。
暗く染めるのをやめればいいのでは?
冒頭で書いた白髪染めに関する3つの悩みのうち、一番何とかしたかったのは1つ目の根元の目立ってくる問題でした。
これさえ何とかなれば、染める頻度も減らせるし、そうなればムダな時間やお金の問題も軽減するからです。
そこで、髪を暗く染めるから根元がめだってしまうんだ、明るめの色に染めればいいのでは?という素人考えに行きつきました。
でも実はそんなに簡単なことではないこともすぐに気が付きました。
地毛は黒と白が混じっている
暗く染めると伸びてきた白髪が目立つ。
でも白髪に合わせて髪の色を明るくすると今度は伸びてきた黒髪が目立つ…。
そもそもその黒髪を明るくするのに、またダメージの多い方法をとらないといけないのでは意味がありません。
今後、もっと白髪が増えて髪全体が真っ白になってしまえば、全体の色が整うのでその方がずっと楽になるでしょう。でもそれはまだ先の話。
今の私の髪は黒と白のまだらです。頭頂部は特に白いのに襟足はかなり黒いという、場所によるムラもあります。
明るい色の白髪染めではだめだった
暗く染め過ぎないために、明るめの色の白髪染めを使ったこともありました。でも私の場合は地毛がけっこう黒いので、黒髪と白髪の色の差をうめることはできず、ただ白髪染めを失敗したような感じになりました。
白髪と黒髪となじませるにはやっぱり黒髪の色をある程度明るくしなければいけませんでした。何らかの方法での脱色が必要なのです。
白髪も黒髪も明るく染められる方法を見つけた
白髪染めをやめるときにはブリーチを試したこともありました。幸い、髪が切れてしまったりということはありませんでしたが、髪がとてもやせてぺちゃんこになってしまいました。
地毛の黒髪を明るくはしたいけど、これをくり返してしまったら白髪染めよりもダメージが大きくなってしまうだろうということはすぐに実感しました。
そこで市販のヘアカラーを試してみることに。
白髪染めよりは地毛を脱色する効果があり、でもブリーチよりはダメージが少なそうだと思ったからです。(ダメージについてはイメージでしか分からないのでいろいろ考察してみました。別記事)
正直あまり期待しておらず、明るい白髪染めで失敗したときのようになるのを想像していました。
ところがこれが思った以上にきれいに染まり、大満足の仕上がりになったのです。
染めたあとの写真はこちらの記事。
もちろんヘアカラーも脱色をしているので、ブリーチほどでなくてもダメージはあります。
なのでできるだけ染める頻度を減らしたい。
どれくらいの期間染めずに過ごせるかは個人の白髪の量や髪の伸びる速さによりますが、私は6週間くらいに落ち着いています。
特に人に会う予定がなければ8週間くらい粘ることもあります笑
これからもっと白髪が増えてきたら、染める(=地毛を脱色する)頻度も減らしていけるんじゃないかなと思っています。これから負荷が減っていくことが期待できる。これだけでも精神的なストレスはかなり軽くなりました。
だった白髪を無理やり黒くしようするとすれば、その戦い?はますます熾烈になることは明らかだからです。
まとめ
- 白髪染めが嫌だった理由は
・2週間程度しかきれいな状態をキープできない
・白髪のためにかける手間・時間・お金を減らしたい
・髪や頭皮へのダメージを減らしたい - やめたきっかけは、自分のやりたくないこと必要ないことを無理して我慢してやっていたことに気が付いたから。
- 白髪染めをやめられた理由は、白髪染めよりもうまく染められる市販のヘアカラーを見つけたから。
次の記事では、実際に使っているヘアカラーについて書いています。→市販のヘアカラーで白髪を染める4つのメリット
まだ髪に白髪染めが残っている状態からの移行期をどうしたらいいか悩んでいる人は、こちらの記事もご覧ください。